いろいろな視点からの違い

ぼたん

理容師と美容師

仕事内容はともかくとして、美容師について話をしていると一つはっきりとさせておかなければならないことがある。それは『理容師との違い』を明確にしておかなければならないということだ。美容師という言葉はどちらかと言えばまだ1世紀近い歴史しか経っていないのに対して、理容師はその何十倍もの時間の歴史が積み上げられているのだ。その始まりは古代期似まで遡り、有史が始まって間もない頃からというのだから途方も無い話だ。時間的な差ももちろんだが、最近は理容師よりも美容師を求めている人が多いと見るべきだろう。それは別段悪いことではないのだが、やはりどう違うのかをはっきりさせておいたほうがスッキリはするので、紹介していこう。

まず根本的に違うのが、『美しくするため』か『整えるため』か、という違いだ。これは読んで字の如く、前者は美容師が髪を始めとした容姿を美しくするための理念であり、後者は理容師というものの根底に息づいている執念めいたものだ。目的という違いもあるが、そもそも取得しなければならない資格が違うということだ。

顔剃りという技術

この二つの違いについてはよく取り上げられているもので、『顔剃り』という施術も大きく関係している。顔剃りといえばやはり理容師のほうがイメージが有るが、美容師も顔剃りをする時がある。ただ美容師が顔剃りをする際には、その技術が『美容目的』と一致しているか否かがはっきりとしていなければ施術してはいけないとはっきり定義されているのだ。

つまり、顔剃りはある種理容師にだけ特化した技術であり、美容師は総体的な意味で美容に直結していない顔剃りをすることはあってはならないとしている。こうした側面でも、美容師と理容師の違いをはっきりと認識できる。

仕事としては

ビジネス的な面では美容師と理容師についても色々な違いはあるが、どちらが一番安定した生活や収入を得られるかというのははっきりしていない。施術をする理念や目的は異なっているものの、身も蓋もない言い方をしてしまえば髪を切る仕事とカテゴリー出来てしまうので、あとは技術などが評価されるかどうかといったものだろう。

ここでやはり差を生み出すといえば美容師の『美容』という理念についてだ。最近の美容室はヘアースタイリングだけでなく、ネイルなどのサロンも兼業しているところもある。総合的な美容カウンセリングを受けられるのが理容室との大きな違いであり、壁だ。ビジネスチャンスというものに焦点を当てるのであれば、様々な仕事や人脈などを構築するとしたら、美容師になれば様々な業界に精通することも難しくはないだろう。

美容師を現在進行形で目指している人は多いだろう。職業として憧れを抱いて業界の門を叩く人もいるかと思うが、現実をどれだけ知っている人がいるかだ。憧れという言葉で括られたこの業界は一見華やかな印象を持っているように見えるが、真実ほど知りたくないものはない。ここではそんな美容師という業界について考察していくサイトとなっている。

具体的な違い

ここからは美容師というものの職業として、仕事として、さらに資格などについての情報に焦点を当てて話をしていこう。まず初めに基本的な性質から考察していく。

美容師が普段から行う業務はいくつかあるが、やはりその中でも一番の業務は『スタイリング』だろう。このスタイリングの中には『カット』・『ブロー』・『セット』という一連の流れをベースに、顧客の要望に沿った髪型を構築するのが仕事だ。当たり前のことだが、こうしてじっくり考えてみると色々と見えてくるものもある。

美容師が勤務しているところはもちろん美容室だが、そうしたところへ行くにしても時間的・金銭的な面などから常日頃から足重に通っている人というのは中々どうして、そんなに多くはないかと思う。だからこそこの流れだけに重点を置いた『1,000円均一カット』といった、そんな美容室が人気を呼んでいるのかもしれない。あくまで簡単に、それほど長さを切らないといったどちらかと言えば整える程度で利用したいとしたら、美容室よりも安上がりな方へと足を運ぶのは自明の理。実際、知り合いの美容室に訪れた時に1,000円カットについての本音を訪ねてみると、値段的なものではどうしても勝てないからお客さんは流れてしまうと、実情を吐露している辺り業界模様はかなり切迫しているようだ。

さて、こうした作業は一見すれば単純作業だが、顧客が求めている髪型を形に出来なければ当然苦情を生み出してしまう。カットにしても少し切りすぎただけで怒りを爆発させる人もいる、中にはそれを良しとして受諾する人もいるようだ。ただ個人的な感想を言わせてもらえば、10回行ったとしたらその内8回は納得していないと思うのは筆者だけだろうか。簡単な流れだが顧客の求めている髪型となったら、それに近づけるよう技術的な面でもかなり熟練が求められる。人気と称される美容師たちはある意味色々な業務上の修羅場をくぐり抜けてきた結果、カリスマなどと呼ばれているのかもしれない。