具体的な数字

2012年度の美容師、金銭事情

  • 平均月収:222,700円
  • 平均年収:2,727,000円
  • 労働時間:月180時間
  • 平均年齢:28.8歳
  • 勤続年数:5.4年

2013年の美容師、金銭事情

  • 平均月収:228,400円円
  • 平均年収:2,797,100円
  • 労働時間:月180時間
  • 平均年齢:29.3歳
  • 勤続年数:6.2年

微弱な成長

大まかな平均を統計した数字を比較してみると、とてもではないが景気回復しているなどという言葉には思えないほどだろう。これらの年収がその後さらに成長するのであればそれに越したことはないのだが、そういう世界ではない。一般企業のような、終身雇用制度の如く勤続年数に応じて収入が増えるわけではなく、美容師として人気があるかどうか、実力によって評価されているかで大きな隔絶をもたらしている。

しょうがないといってしまえばそれまでだが、だからこそこの現代社会では問題視されやすくなっている。度々話題になっているが、今の時代の若者は特にストレスに耐性を持たない人々が多く、そんな彼らに競争社会で生きていけるほどのモチベーションや努力的意思など、そうした部分が不足していると考えられている。どちらかと言えば仲間と連携して、1つの目的を達成することを至上とする人が増えてもいると言われているが、なんとなくそう思えてくる。

もちろん仕事でも単独で行うものもあれば、複数人で行うものもある。その時々で業務に携わる程度は変わってくるが、例えチームで仕事を担当していても、そうした中で抜きん出て優秀という人は、必ず出てくるものだ。それに耐えられない、全員が平等に同等の評価を受けないと満足できないと考えているようでは、美容師を始めとした成果が求められる業界で成功するのは難しくなる。

どうなるかはその人次第

ただ優秀と言われる人は最初からそのまま優れていると言ったことはない。仕事が分からなければ当然、足を引っ張ってしまうのはしょうがないこと。そもそも最初から成功を求めている人などおらず、時間と実力、さらには成長するという意思を持っていればその分だけ可能性という目は出てくる。

出来るといっても、やり方などを熟知しているか否かという面もある。単純な資質も関係しているが、大きな成功を残せなくても光るものと得られるものはある。労働者会に殉じていれば理不尽な出来事や実力差を思い知らされることなど多々ある、美容師として活動するとなったらそうした面も含めて行かないと、長くは働けない。

華やかさがそれらを覆い隠している

こうした側面は上手い具合に隠されているとつくづく思う、やはり先行したイメージとして美容師がとてもお洒落な仕事で、毎日楽しくエレガンスな仕事と生活ができていると勘違いさせるような要因を世間一般で生み出していると言える。本当に美容師を目指そうとしている人はまず、普段の美容師たちがどんな仕事をしているのか、語られる話と真実がかけ離れていないか、そうした部分を再認識しなければならない。働く以上は全てになれる必要があるといっても、それが度を越しているにも関わらず無理を押したら、どうなるかわからない。

憧れを捨てるの辛いかもしれないが、現実と向き合って本当に自分のためになるのかどうか、下積み時代の時間を耐え凌ぐ覚悟はできていると思える準備を持つようにしておきたい。

美容師を現在進行形で目指している人は多いだろう。職業として憧れを抱いて業界の門を叩く人もいるかと思うが、現実をどれだけ知っている人がいるかだ。憧れという言葉で括られたこの業界は一見華やかな印象を持っているように見えるが、真実ほど知りたくないものはない。ここではそんな美容師という業界について考察していくサイトとなっている。

直近のデータで考察する

もう少し美容師の金銭事情について食い込んでみようと思う。そうすると実際の数字を参照したほうがより分かりやすいため、現状判明している具体的な統計として、2012年と2013年の両年を比較して考えてみよう。

最初に結論から言わせてもらうと、数字として成長しているとは言い難い数字だというのを理解しておいてもらいたい。またこうした数字を見ると美容師が実力主義で、評価されている人とそうでない人との違いを明確に生み出しているため、格差を感じる瞬間でもある。競争社会としての本質が美容師業界にも当然のように根付いているため、それに耐えられない人は諦めてしまうのも無理は無いと思ってしまう。