資格を取得するためには

ぼたん

年齢という壁

日本は年長者に対して尊敬を払わなければいけないと、そんな風に思われているが美容師の世界では経験年数に関係なく、実力はもちろん美容師としてのセンスが一番大きく影響している。指名制度があり、当然されればされるほど店としてもその美容師を重宝する。この世界では完全実力主義となっているため、本来ならありえる年上への配慮も一人前になった際には壁は壁でも、打ち破らなければならない壁という意味合いが強くなる。

美容師になるとしたら、それこそ18歳の高校卒業したての学生たちが集中しているので、その中を1人年上がいたらおかしいと感じることもない。ただその年齢という壁で躓いて目指すことを躊躇っている人もいるのだが、半人前ならまだしも一人前になったらいかに美容師としてどれだけの人に評価されるかがその後の美容師人生でも重要になる。

なので基本的には壁という壁はライバルという意味合いでの壁であり、それらを乗り越えるぐらいの勢いでいなければならないのもこの業界ならではの特徴だ。

試験内容

そんな美容師という資格を取得するためには、指定された機関ないし通信教育などをこなした後、国が指定した美容師免許取得の資格試験を合格しなければならない。この試験ではご存じの方も多いと思うが、美容師に関する基本的な美容知識や情報などの応用力を含めた学力の問題と、さらにそうした知識を技術に利用できて実践できることを証明する実技試験の二つが用意されている。

美容師の資格に必要だという筆記試験、実技なら分かる部分はあっても学力方面の知識となったら具合的にどんな知識を要するのかというと、

筆記試験、出題内容:
関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・科学

といったような内容が出題されるという。美容室に訪れて髪の話題について話をするときも、美容師さんから聞いた豆知識が普段のスタイリングに役だっている、なんて人もいると思う。そうした知識についても、美容師は資格試験の際に人体に関することや衛生面について、さらに皮膚に関する情報なども一通り身に付けていなければならないのだ。

こう見ると覚えることは山ほどある、もちろんこの膨大な学習量を習得するとなったら時間などいくらあっても足りない。現在ある通説が医療方面から間違っていると、正しくはこうだと指摘された場合には認識を改めなければならないなど、そういう意味でも美容師として資格を取得できても学ばなければならないことは沢山ある。情報は常に鮮度の高いものでなければいけない、美容師という毎年はやりが変化する業界では髪に関する知識も一新されたら対応しなければならない。

合格率として

こうした内容を教育機関で集中的に勉強した後、試験を受けるので真面目にやっていれば大半の人が問題なく合格できるという。全体的な合格率もおよそ9割前後と非常に高く、時に怠けることも会ったかもしれないがそうした遅れもきちんと取り戻していれば、何事もなく合格できる試験でもある。

簡単だと言っているように聞こえるかもしれないが、それは真面目にやっていればの話だ。自分勝手な判断と知識で試験に臨めば当然不合格をつきつけられてしまう。芸術的な方向から素晴らしいと表されるような作品を作っても、基本的なことが出来ていなければそもそもダメなので、そこのところは留意してもらいたい。

美容師を現在進行形で目指している人は多いだろう。職業として憧れを抱いて業界の門を叩く人もいるかと思うが、現実をどれだけ知っている人がいるかだ。憧れという言葉で括られたこの業界は一見華やかな印象を持っているように見えるが、真実ほど知りたくないものはない。ここではそんな美容師という業界について考察していくサイトとなっている。

一連の流れとして

先に紹介したような美容師としての選択肢といっても、いくつか存在している。サロンによってはネイルアートやスパ・マッサージなどを取り入れており、それらを行う資格を持っていればヘアスタイリングを行うだけでなく、そうした方面でも業務を行えるため、意外と美容師と行っても美容師免許だけでなく複数の資格を取得している人は多いのかもしれない。

ただ美容室で働くとなったらやはり一番最初に持っていなければならないのが、美容師として活動するための資格だろう。美容師になるには国が認定した資格を取得しなければならない、つまり美容師とは『国家資格』の一つなのだ。医師関係や弁護士などと同じように国が容認しなければ本来、ヘアスタイリングを商売として行うことを許諾されないのだが、本音を言ってしまうとそんな感じはまるでしない。そんなことを言っても事実は事実なので受け入れるしかないので話を進めると、美容師になるためにはいきなり資格試験を受ければいいというわけではない。

段取りとして、資格を取得するためには資格を管理している厚生労働省が指定した教育機関、もしくは教材などを規定年数分の修学をこなしていなければならない。そのため多くの人は最低高校卒業後に、専門学校を始めとした学校機関に通学をして、そこから資格の取得と就職と流れるのが一般的となっている。そのため一番早くなれるとしたら20歳前後には既に美容師として働いているのだ。ただそこから数年は下積みをしなければならないため、一人前からは程遠い。